本邦初:高齢者のうつ症状が便秘症状と関連することを国際的に広く用いられている評価スケールを用いて確認

順天堂大学の喜古博之助手(※1)、浅岡大介教授(※1,4)、菅野康二准教授(※2)、松野圭准教授(※2)、宮内克己特任教授(※3)らのグループは、984人の高齢者を対象とし国際的に広く用いられている評価スケールである「老年期うつ病評価尺度(Geriatric Depression Scale-15)・便秘症状重症度(CSS、Constipation Scoring System)・消化器症状関連QOL問診票(出雲スケール)を用いて、うつ症状の重症度と上~下腹部症状のQOLの低下、便秘重症度が関連し、高齢者のうつ症状が便秘症状と関連していることを本邦で初めて※5報告しました。うつ症状や便秘症状は共に高齢者の健康長寿に影響を及ぼすため、人生100年時代のわが国で、高齢者のうつ・便秘予防・対策への重要性が示唆されました。本研究はDiagnostics誌のオンライン版に2025年6月17日付で公開されました。

出典: prtimes.jp