「むかしの神戸は優雅さがありましたね。パーティなども盛んで」 そう語るのは元・園田学園女子大学教授の梶間充子さん(75)だ。 港街・神戸はかつて、欧州航路の拠点として栄えてきた。そのためヨーロッパ的な雰囲気が、街のさまざまなところに色濃くにおっていた。 「でも、最近はそういう神戸らしさが薄れてきたように感じます。服に関しても、そうでしょうね」 梶間さんは40年近くにわたって被服関係の講座をもち、理論と実技を教えてきた。・・・
オートクチュールを支える立体裁断 高齢者、障害者向けの洋服などで広がる需要
