映画『リヴァプール、最後の恋』 老女優の心情悲しく

1940年代後半から50年代に妖婦的役どころで知られ、『悪人と美女』(52年)でアカデミー助演女優賞を受賞した女優グロリア・グレアム(1923~81年)の晩年の恋が映画・演劇界の匂いの中に語られる。彼女の長男と同じ年齢の恋人だった俳優ピーター・ターナーが書いた回顧録をTV畑出身のポール・マクギガンが監督。『リトル・ダンサー』(2000年)の名子役ジェイミー・ベルがピーター役を演じた。銀幕での盛りを過ぎた81年、ロンドンの舞台に立つハリウッド女優グロリアを演じるのは彼女に似た顔立ちのベテラン女優アネット・べニング。劇場で倒れたグロリアは病気の治療を拒否してかつての恋人ピーターを頼り、「リヴァプールに行きたい」と懇願した。そこで彼はリヴァプールにある自分の実家に彼女を連れていく・・・

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