今月のマネーハックは「企業年金・個人年金」というテーマでした。最後の今回は企業年金と個人年金がシームレスにつながる新時代のマネープランについて考えます。今まで、企業年金と個人年金は別々のものとして理解されてきました。会社が運営しその社員が対象となる企業年金と、個人が任意に金融機関と契約する個人年金の器は、相いれないものと見なされてきたからです。
■DCは企業と個人の壁を取り払う画期的制度
しかし、2001年10月に確定拠出年金法が施行されたことで、そうした状況に終止符が打たれました。確定拠出年金(DC)は企業が運営する企業型DCと、金融機関各社が詳細を設定し個人が任意で加入する個人型DC(iDeCo)が最初からシームレスなものとして制度設計されていたからです。・・・
老後資産形成を自らデザインする時代 DCは強い味方
