一般社団法人日本介護美容セラピスト協会(代表理事:谷都美子/大阪市福島区)は、3月2日~3日に開催された日本健康支援学会 第20回学術大会にて、「上肢と下肢に対するマッサージが高齢者の脳波活動と心理的側面に及ぼす効果」と題し、脳波計測とアンケート調査の結果を発表しました。アンケートによる心理的側面の評価は、腕部、脚部で大きな差はなかったものの、脳波計測においては、腕部へのマッサージは、情動や幸福感に関する脳波活動が活発となり、脚部へのマッサージは、情動や記憶に関する脳波活動が活発になることがわかりました。身体にマッサージを行うことで高齢者の行動面や心理症状の改善に効果的であることは既に明らかでしたが、部位別に行うマッサージの効果についての研究は、アンケートなど主観的な指標によるものでは例がありますが、脳波計測による客観的な研究は過去に行われていません。・・・
高齢者へのマッサージ 部位により脳に与える影響に差があると発見
