白内障は、レンズの役割を担う水晶体が、加齢に伴い石のように硬く濁ってしまう疾患だ。50代で半数が、80代ではほぼ100%発症するといわれ、治療が遅れると失明に至るケースも…。かつては全身麻酔で1か月の入院が当たり前とされていた『白内障治療』に、赤星隆幸は独自の手術を考案、器具も自分で開発している。目にかかる負荷が最少になるようコントロールしながら手術を行う。
赤星の治療を求め、政財界の要人や海外のVIPも彼の元に訪れる。信念は、「医療が遅れた国でも、先進国と変わらぬ治療を」。自費で海外に飛んでは治療や指導にもあたってきた。そして今回、赤星は海外68か国目となるブータンへ。病院に向かうと100人をこえる長い列が―「見えることは、人生を実りあるものに変える」。自ら切り開いてきた医師の熱い眼差しがそこにある。
【赤星隆幸/眼科医】 1957年、神奈川県横須賀市生まれ。幼いころから眼科医に憧れ、1976年、自治医科大学入学、眼組織の基礎研究に明け暮れる。 卒業後、研修医をへて東京大学医学部眼科学教室に入局。東京女子医科大学糖尿病センターで治療を行う傍ら、武蔵野赤十字病院で超音波による白内障手術を学ぶ。
1992年、三井記念病院眼科部長就任、術時間を大幅に短縮する「フェイコ・プレチョップ法」を考案し、術式に関わるすべての器具を発明し自力で開発。 1996年、アメリカで日本人初の公開手術を行う。 2013年、2ミリ以下の創口からすべてを処置する「極小角膜切開超音波白内障手術」を世界に先駆けて成功。日本橋白内障クリニック開院。
2017年、白内障治療で国際的に貢献した眼科医として顕彰されるケルマン賞を日本人で初めて受賞。
3/15 (日) 23:00 ~ 23:30 (30分) TBS(Ch.6)
番組情報:情熱大陸【赤星隆幸/眼科医▽「世界に光を届けられたら」白内障医療の専門医】

