どうでした? 昨夜はよく眠れましたか。もしあなたが65歳以上だとしたら、同年齢の多くの人たちよりも快眠だったことを望みますが――。米国立老化研究所(NIA)が65歳以上のアメリカ人9千人余りについて調査したところ、半数以上の人が眠りに就くことや睡眠の持続に問題を抱えていると答えた。時間的にたっぷり眠れたと思っている人たちの多くも、起床した際に休息がとれたとは感じていなかった。高齢者の5%から10%が慢性的な不眠症だが、それは単なる疲弊以上のものがある。高血圧や2型糖尿病、心臓発作、うつ、不安、若死にのリスクの増加とも関連しているのだ。それは認知症、とりわけアルツハイマー型認知症の危険因子でもあるかもしれない。・・・
半数超が眠りの悩みを抱える高齢者 克服のカギは
