孤独死や高齢者の一人暮らしが増えている日本では、孤独に生きることが大きな問題となっています。しかし僕は「孤独とはそもそも悪いことなのか」と根本に立ち戻って考えることが必要だろうと思っています。まず前提として「孤立」と「孤独」は違います。日本では、家族を持たずに1人で自立して生きている人を可哀想と見なす傾向がありますが、それは孤立ではありません。他者との協力関係を一切持たない状態が孤立であるのに対して、孤独であっても、周囲と良好な協力関係を結びながら、充実した人生を送っている人はたくさんいます。僕はむしろ、そのような「個」が屹立した生き方の人が増えることこそ、今後の日本に必要ではないかと思うのです。・・・
利害関係ない友達を中年以降どうつくるか
