イノベーションには新たな出会いと気づきが必要だとはよく言われるが、異なる組織が共同開発をいざ始めてみると、困難を伴うことが多い。相互に補完関係があったとしても、様々な摩擦が生じ、必ずしもすんなり完成までたどり着けるわけではない。 そんななか、業種も企業規模も異なり本社所在地も遠い2社、介護保育事業を手がけるベネッセスタイルケアと、新潟の靴下メーカー山忠は、履きやすく、つまずきにくいという高齢者に配慮した靴下「はつだいの靴下」の共同開発に成功した。本製品は、エンドユーザーと共に開発するリビングラボ手法を用いて、ベネッセスタイルケアが運営する高齢者向けホーム「グランダ初台」の入居者と共に開発したもの。「みえる・わかる・できる」の領域の人たちが連携することで、課題を解決する「かわる」を目指す交流会「カンブリアナイト(ヒューマンセンシングビジネス研究会)」から生まれたコラボ事例である。・・・
「高齢者の生きがいにも」、ベネッセと新潟靴下メーカー異色コラボ
